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幻想のアヴァタール 2006年夏頒布体験版ver1.1.237 ”現代和風”伝奇ビジュアルノベル
制作 : べにたぬき さま



 舞台は現代日本。
 大いなる自然に包まれた、人の手が届かない山々。
 あるいは、アスファルトとコンクリートで固められた硬質のビル群。
 そこそこに栄えた中近郊都市。むせ返るような雑踏や通勤客の慌しさが間近にありながら、ある程度は無関心でいられる曖昧な場所。

 それら全てが同居するここで、物語は繰り広げられる。

 主人公・猿渡十哉は、不思議な術の使い手である猫・抹茶とタッグを組み、『霊障』を解決する探偵業を営んでいた。
 霊障とは、幽霊や妖怪など、人ならぬものたちが原因で起こる障害。
 彼らは自分たちが影響を与えることのできる人間たちに害を振りまく。対処を誤ればたちまち取り込まれ、命を脅かす存在にもなりかねない。
 十哉たちはそんな物の怪たちの被害――霊障を取り除くため、探偵として活動中だった。

 そんなある日、十哉の元に一人の女の子が訪れる。その子は、なんと大企業の社長令嬢、一柳楠姫だった。
 楠姫は正体不明の黒い霧が父を殺し、今もなお家を徘徊している、何とかして欲しいと十哉に告げた。
 しかし十哉は自分の手には余ると判断し、彼女の依頼を断ってしまう。
 憤慨した楠姫は、誰にも頼らず自分で解決するために、式神を呼び出し、黒い霧を退治しようとするが……。





文章も画像も音楽も、センスの良さに惚れ惚れします。

癖がなく心地良くて、するすると文章が頭の中に入ってきます。
キャラクター同士の掛け合いが絶妙でいつまでも見ていたいです。抹茶を土に帰さないで!(笑)

背景の美しさが、もう素ん晴らしいです! 鳥肌が立ちます。
プロローグの真っ赤な紅葉に満たされ消えゆくシーンでは、哀しく美しくて涙がこぼれそうになりました。
そして、キャラクターのグラフィックも大変描き慣れている方でビックリ。
少女の霊の気味の悪さががが。

BGMいいです!
ほとんどの楽曲が場面にマッチしていて、且つ野暮ったくなくてイケてます。

未読・既読の文章速度、文章自動送り機能、音量など細やかに設定でき、システムも快適でした。
リンク(タイトル画面のメニューやセーブデータなど)のロールオーバーにフェードがかかっていたり、細かなところにまで神経が行き渡っていて好感度◎です(笑)

18禁要素あり、という点がちょっと気になったのですが
官能シーンをねっとりと執拗に書くという感じではなく、今後ストーリー上重要となりそうなポイントを踏まえながら、あっさりと流している印象で私的には良かったです。
18禁要素がメインという訳ではなく、ストーリー上そういったシーンもあるという雰囲気で。


……ベタ褒めレビューって、制作されてる方の糧にはあまりならないですよねorz
現代物で、和風で、物の怪の話で、人のいい主人公で……と好みをばっちり押えられてしまったもので(∩∩*)

全てにおいて、丁寧に作られていることが伝わってきて、大変好感が持てました。
はぁ……完成が待ち遠しいですー…。
抹茶ぁ……。


……あれ? アカがゲームセンターCX見てる!?





レビューを書くのは初めてで、思ったままを書いていたらこうなってしまいました。
的外れなことを言っていそうでお恥ずかしいのですが、思いを言葉にしたくて思い切って書かせて頂きました……!
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